Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいきよんじゅうめんそう

怪奇四十面相/宇宙怪人

江戸川 乱歩

Leggi 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 182.581 caratteri · 364 schermate

Aozora Bunko

「アッ、明智先生ですか。」

ひとりの私服の警官が、みょうな顔をして、明智の前に、立ちふさがりました。

「ヤア、ごくろうさん、ぼくのまえに、だれもこなかっただろうね。」

明智が、にこにこしてたずねますと、警官は目をパチパチさせて、ひどく、どもりながら、へんなことを、言いだしました。

「あなたは、ほんとうに、明智先生ですか。」

「ほんとうだとも。なにか、あやしいと思うわけがあるのですか。」

「それがあるのですよ。わたしたちは、十分ほどまえに、ここへついたのですが、ここのうちの女中にきいてみると、明智先生と小林君とが、いま客間で、ご主人と話しているところだということでした。ですから、明智先生は、このうちのなかに、おいでになるとばかり思っていたのですよ。そこへ、いまごろになって、また先生がこられるというのは……。」

「エッ、ぼくが、うちのなかにいるって? まちたまえ。それじゃあ、きみたちがここへ来てから、だれか、この門を出ていったやつがあるね。あるだろう?」

「出ていったといえば、ついいましがた、電灯のメーター調べの男が、出ていったばかりですが……。」

「どのくらいまえだね。