Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいきよんじゅうめんそう

怪奇四十面相/宇宙怪人

江戸川 乱歩

Leggi 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 182.581 caratteri · 364 schermate

Aozora Bunko

さて、その晩は、ゆりかさんを、おくまった部屋にやすませ、おとうさまと、おかあさまと、平野一郎少年と小林君とが、一歩も部屋を出ないで、見はりをつづけ、五人の刑事たちも、それぞれ、持ち場について、いっそう、目を光らせていました。

明智探偵と中村係長と北村青年とは、さっきの応接間にもどって、また、相談をはじめました。

「あいつは、ゆりかさんをねらっているのです。そのことがハッキリしたうえは、かえって、ことが、しやすくなったのではありませんか。つまり、われわれは、ゆりかさんのそばに、わなをはって、まっておればいいのです。やつは、かならず、また、やってくるのですから。」

北村青年は、自分の思いついたわなのことを、あくまで、言いはるのでした。

「だが、宇宙怪人をいれるような、大きな鉄のネズミとり器を、つくるわけにはいくまい。なにかいい方法がないかな。」

中村係長が、首をかしげます。

「鉄のあみではなくて、コンクリートでは、どうでしょう。コンクリートのわなです。」

北村さんが、みょうなことを、言いだしました。

「フーン、コンクリートのね。それなら、逃げだすきづかいはないが、そのかわり、あいてに、すぐさとられてしまうだろう。