Classici giapponesi con furigana
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かいきよんじゅうめんそう
怪奇四十面相/宇宙怪人
江戸川 乱歩
Leggi 怪奇四十面相/宇宙怪人 (かいきよんじゅうめんそう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 182.581 caratteri · 364 schermate
もっとも、いくらわしでも、そのあいだじゅう、もぐっていたわけじゃねえ。ときどき、潜航艇の光のそとへ出て、コッソリ水面にうきあがって、いきをすいこんでは、またもぐって、光の中にはいって、逃げまわって見せた。しまいに、黒い毒のクスリが海の底にひろがったが、あれは、ただの黒い水で、毒でもなんでもなかったです。」
「ワッハハハハ……。」
とつぜん、おそろしい笑い声が、へやじゅうに、ひびきわたりました。虎井博士が、からだをゆすって、笑っているのです。
「ワハハハ……、明智先生、ずいぶん証人をならべましたね。しかし、宇宙怪人は日本ばかりじゃない。アメリカにも、ソビエトにもあらわれている。あんたのいうような、こどもだましの手品で、世界じゅうがだまされると思うのですか。それから、宇宙怪人は、博物館の仏像や、博物館長や、学者、芸術家などをさらっていったが、その人たちは、いったい、どうしたのですか。」
しかし、明智は少しもひるみません。
「その人たちを、かくしてある場所を、発見したのだ。麹町に、草ぼうぼうの焼けあとが、まだそのままで残っている。その広っぱのまんなかに、こわれたレンガづくりの家がある。