Classici giapponesi con furigana
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ほうろうき(しょしゅつ)
放浪記(初出)
林 芙美子
Leggi 放浪記(初出) (ほうろうき(しょしゅつ)) di 林 芙美子 (はやしふみこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 103.349 caratteri · 207 schermate
「とてもいゝものを出しましたね、お続けなさいよ。」
漂々たる酒人辻潤さんの酔体に微笑を送り、私も静栄さんも元気に外へ出た。
六月×日
種まく人たちが、今度文芸戦線と云う雑誌を出すからと云うので、私はセルロイド玩具の色塗りに通っていた、小さな工場の事を詩にして、「工女の唄へる」と云うのを出しておいた。今日は都新聞に別れた男への私の詩が載っていた。もうこんな詩なんて止めよう、くだらない。もっともっと勉強して、生のいゝ私の詩を書こう。
夕方から銀座の松月へ行く、ドンの詩の展覧会、私の下手な字が、麗々しく先頭をかざっている。橋爪氏に会う。
六月×日
雨がザ…………葉っぱに当っている。
陽春二三月 楊柳斉作レ花
春風一夜入二閨闥一 楊花飄蕩落二南家一
含レ情出レ戸脚無レ力 拾二得楊花一涙沾レ臆
秋去春来双燕子 願銜二楊花一入二※(「穴かんむり/樔のつくり」、第4水準2-83-21)裏一
灯の下に横座りになりながら、白花を恋した霊太后の詩を読んでいると、つくづく旅が恋いしくなった。
五十里さんは引っ越して来てから、いつも帰えりは、夜更けの一時過ぎ、下の人は務め人なので、九時頃には寝てしまう。