Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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にほんばし

日本橋

泉 鏡花

Leggi 日本橋 (にほんばし) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 88.697 caratteri · 177 schermate

Aozora Bunko

四十五

」

四十五

「お地蔵様の縁日だし、序と云っては失礼だけれど、その方と御一所に、お参詣をしながら、貝を流しに来られたら、どんなに嬉しかったろうと思いますとね、……それなり内へ帰る気になれなかったもんですから、後を慕ったように見に来ました。

お爺さん、その方は、随分、私に思切った、殿方の口からでは、さぞ仰有りにくかろうと思う事さえ、打明けて下すったのに、私は女で、女の口から言って可い、言わねばならない……今、ただ、お前さんに話をした、一所にここまでお見送りがしたい、とそれだけさえ、口へは出せない身なんですもの。

大抵お察しなさいまし。……小児のような罪の無い、そしてそれより、酢いも甘いもよう知って、浮世を悟ったお老人は仏様、何にも隠す事は無い。……私には、小児の親の旦那があります。

どうせ女房さんや児があって、浮気をなさるくらいな人、妾てかけは他にもある。珍らしくもない私を、若い妓に見かえないで滝の家一軒世帯の世話をしてくれますのは、棄てる言分が無いからです。落度があればそれッきり、まことに頃日の様子では、内々じゃ持扱って、私の落度を捜しているかも知れませんもの。