Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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にほんばし

日本橋

泉 鏡花

Leggi 日本橋 (にほんばし) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 88.697 caratteri · 177 schermate

Aozora Bunko

五十一

暮方の空に、これがどうですか。紺地に金泥のごとく、尊い処へ、も一つの室には名も知れない器械が、浄玻璃の鏡のように、まるで何です、人間の骨髄を透して、臓腑を射照らすかと思う、晃々たる光を放つ。

私は、よろよろとなったで。あの晩、国手が、私のために、よろよろとなられたごとくじゃ。何と、俗に云う餅屋は餅屋じゃ、職務は尊い。」

と沈着に、腕を拱く。

五十一

「その器械と、書架の有ると、国手両室を占領しておらるる様子じゃねえ――傍には寝台も有ったですよ。柱の電鈴を圧さるると、小使どんが紅茶を持って来るのじゃった……

私は卓子の向いに、椅子を勧められて真四角に掛けたのじゃが、硝子窓から筑波山の夕日が射して、その生理学教室を※と輝かした中に、国手の少い姿が、神々しいまでに見えた。

一応話を聞いたです。私もね、出来得る限り、行政官の一員たるその威厳を保ってからに。しかし、決して警官として訊問をするではありません。すでに一石橋当夜の紳士と、生理学教室における国手とが同一人である事を確めた上は、些少たりとも犯罪に対して何等その疑いは無いのでありますが、お話のごとき事が事実有り得るものかどうか、後学のため、一種人情に対する警官の経験の為に、云うて、その室で飾ると云われた、雛を見せて貰うたです。