Classici giapponesi con furigana
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にほんばし
日本橋
泉 鏡花
Leggi 日本橋 (にほんばし) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 88.697 caratteri · 177 schermate
伐木丁々
四十一
妹が涙ぐんで、(兄さん、姉さんは? 見て来て下さい。)と言う。私も水へ飛込み兼ねない勢で、台所へ出ようとすると、姉は威勢よくそこへ帰った。……
白鳥を提げてね、景気よく飲むんだって……当人すでに微酔です。お待遠様と持込んだのが、天麩羅蕎麦に、桶饂飩。
女二人が天麩羅で、祖母さんと私が饂飩なんだよ。考えて見ると、その時分から意気地の無い江戸児さ。
その晩、かねて口を利いた浜町の骨董屋の内へ駈込んで、(あい。)と返事をしたんだって。
浅草、花川戸の、軒に桃の咲く二階家に引越して、都鳥の鼈甲の花笄、当分は島田のままで、祖母さんと妹がそこへ引取られて、私は奉公を止して、中学校の寄宿舎へ入る。続いて白筋の制帽となって、姉の思一つなんだ。かみわざで助けられるように、金釦の制服と漕ぎつけた。」
伐木丁々
四十一
「……迄は、まあ可かったんです。……ところが、その後祖母の亡くなった時と、妹が婚礼をした時ぐらいなもので、可懐い姉は、毎晩夢に見るばかり。……私には逢ってくれない。二階の青簾、枝折戸の朝顔、夕顔、火の見の雁がね、忍返しの雪の夜。それこそ、鳴く虫か小鳥のように、どれだけ今戸のあたり姉の妾宅の居周囲を、あこがれて徊ったろう、……人目を忍び、世間を兼ねる情婦ででも有るように。