Classici giapponesi con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 40.778 caratteri · 82 schermate
一月三十一日
それは半面の真理だ。が、それを強調しすぎるところに、女性にとっての大きな悲劇がある。女性達自身が、その病的な期間を生理現象と云うはっきりした理智の力で統御して行き、大部分超然とされれば、よいのだ。女性は自身かかわるように傾いて居るところに弱点がある。女人に偉い芸術家の少い点なども、かなりこの関係があるだろう。
会田さん、基ちゃん来。基ちゃん試験勉強の為少しやせ、神経質になって居た。
一月三十一日 木 晴
It might be stupid を昨夜から書き出す。珍しく午後、なかと少し話しする。父が酒のみで長兄に精神異常者がある。なかなか辛い生活を経験して育ったらしく、風俗生活の鋭いと云うか賤しいと云うか、左様云う点をよく知って居る。例えば九月一日の火事に、いい親類がないから人に来られては困ると立札を出して置かなかったのに、どう探したのか、矢張り来ましてすよ、の如く。彼女に、貧しい東京の下町がよくあらわれて居る。言葉にも、なりにも、感情にも。Sportsman's Sketches をよみ始める。ツルゲーネフの文章のうまさ。ちゃちゃん省略する手ぎわに感服。