Classici giapponesi con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 40.778 caratteri · 82 schermate
一月二十二日
然し Aborigines などよろし。小ロシアの晴々とした皮肉。後半の短いものほど美が増す。
一月二十二日 火 晴
さいの体ますますわるく、もう一月五日以来一日もさっぱりした日がなく、神経的嘔気でちっとも物を食べない。原因は子宮がわるく、月経困難による。去年の二月頃ひどくわるく、散々苦しんだ。水戸の病院にゆくと云って、朝十一時の汽車で出発。根本的になおせるものだろうか。なおすとすれば子宮摘出なのだろうが、哀れ。昨夜眠り乍ら思ったのだが、女性たる所以は、殆ど子宮があるばかりで、而もそのものを男の為に失うほど苦痛を受け乍ら、猶中性になった後まで女性としての社会的拘束を受けなければならないと云うのは、何と云う惨酷なことか。女性に生れたことを心からよろこびに思えないところに、現代文明の(世界到るところ)欠点がある。夕方林町に誰か人を心当りはないかききにゆく。母上、倉知行、ルスなので Moonlight Sonata の一番目だけ弾いて居た。一番目はどうやら練習すれば弾けないことはなさそうだが二番目バリエーションになるとかなわない。然し思い切れず。夜二時頃まで母上と喋る。