Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 40.778 caratteri · 82 schermate

Aozora Bunko

六月十一日

六月十二日

苦しいのは、そんな図太いまねを平然とやる自分の図太さ、まるで気のつかなかった根性を恥しく、恥しく不安でやり切れなくなって来たのである。

林町へかえる家の前まで湯浅さん送って来てくれた。彼女の真心が自分のふわふわした感情に苦しい鞭となる。有難く恐ろしい。恐ろしいのは自分が此那に或点ダラクして居るかと思うからだ。

夜九時に父上山形行を一緒にと云うことづてを持って小南来、ゆく。父上七時の為、自分のこる。

六月十一日 水

昨晩、夕飯をたべて居ると、Aが家をやめて、と云った電報を見て来。自分は快く新しい家に入る気にならないのを説明したら、彼は、(それではもう決った、やはり先と同じだ)と椅子をけたてるようにして席を立ち、母上のところに行って何か話し、かえり、今朝、まだ寝て居るところに来て、私に kiss した。いやで、十二時迄ね、起きるとすぐ仕度をして上野に来る。A、スエ子と一緒に来る。彼の変更の真意もわからず陰気な心で安積に来る。皆が早速、五日に荒木がムダ足したことを話す。同情されたき男!

六月十二日 木

父上、山形からの帰途開成山によられる。自分はまだ苦しい心持が鎮って居ないので、今日はカンシャクを起しやすい mood にあった。