Classici giapponesi con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 40.778 caratteri · 82 schermate
七月二十九日
七月三十日
少し可哀そうに感じ、片方の亡いときを想像した。
七月二十九日 火
仕事が出来ず、不安な心持だ。
A、来、旅行に行かないかと云う。自分が云ったのでは私がきかないから父上に云って、云わせ、行かせるつもりで来た由。それ丈で自分はもう不快になった。あとで、(百合ちゃんの金はつかわないから行こう)と云う。ますますよくない。(行く行かないは金の問題でなくてよ。何故其那いやなことを仰云る!)(だって先マミが百合ちゃんの金を使ってしまうのが、今度のことの原因だと云われたから)(私がそんな女だと思うの?)(思わない、けれども)彼が私の本性を理解しないこと、このようであったのか!
七月三十日 水
折角父上が熱心に云われるので、相模とムサシの国境大垂水に遠のりした。なかなかよい風景。ただ掛茶屋か何かあるのかと思ったら、とにかく相当の層雲閣という旅舎もあり。かえりには厚木の方へ出、相模川の沿岸ドライブして八時すぎ、かなり疲労してかえった。かえるとアサカから電報で、母上十時四十何分かに上野着とある。何か心配し迎えて見ると、急に目を腫し痛みに堪えず来たという。十二時近く又自動車で須田病院というのにつれてゆき、風眼ではないことが分ったので大安心。