Classici giapponesi con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 62.807 caratteri · 126 schermate
十一月九日
十一月十日
十一月九日(木曜)
栗林の誠意のなさには怒る気もなし。やっと速記原稿をとどける、それを前でうけとって受付へ出す、ビオカルクと一緒に。珍しくすいている。きょうは宮、きのうのにくまれ口自分で気がついているらしく笑っている。「シャツのこと本当に御免なさいね、好ちゃんからたよりがあって近く帰るって云って来たりしたもんだから、わたし上気ちゃって。あなただって好ちゃんが帰れば着せてやりたいとお思いになるでしょう? アンポンになるって、初っからあやまっておいたでしょう?」「そのときになりゃ、いろいろ薬もあるし大丈夫さ、保温薬だってあるんだし、マアいいよ、どうにでもするから、心配しないでいい、善意でやったんだから、本当にいいよ」
寿とゆっくり美味しい夕飯をたべる。寿もたのしげだ。
〔欄外に〕
ルーズヴェルト四選。
きのうあたり気がついたが、黒枠の新聞広告がなくなった。横に黒線をつけた丈の死亡公告だ。
十一月十日(金曜)
寿上野へ行って、尾崎、島田の小荷物とって来てくれる。相当重いのを両手に下げて。よくもって歩く。千葉へ一晩かえり、明日野菜もって来てくれる由。
○開成山へ電報をうつ「ヤブンデンワネカフ」