Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 62.807 caratteri · 126 schermate

Aozora Bunko

一月四日

一月五日

〔欄外に〕入浴

一月四日(火曜)寒

二日にかいた手紙がついた由。「しわん棒」についての話、はじめて何となく腑におちたような風で、自分のねばりかたがすこし見当ちがっていたことも分るらしい、おもしろく愛嬌ある風だった。うれしかった。そして、そういうとき、ああいう一種の好意を呼びおこす様子の出来る、可愛げのある心が、美しく思えた。

咲国、古沢行。

かえったら寿、来ていた。今夜音楽会、帰れないから、どこかのホテルに泊るという。ホテルなんかに泊らなくたっていいだろう? 二階へおねよ。「面倒くさくない方がいいから。」やがて咲から電話、出て話し、泊る。K帰って来る。「こんにちは」「ああ」と、K笑い顔もしない。

池田小菊の『奈良』をよむ。「甥の帰還」、「鳩」、「縁」は落ち「奈良」更におちる。敬語の出る小説は小説にならない、随筆止りなり。小母さんの小説だ。風格におさまる危険多い人。

〔欄外に〕

ことしはじめてひる間でも三十八度。かいろをしょって出かける。初出。

一月五日(水曜)初雪 寒

きょうはお客日、寿朝六時頃切符を買って十二時頃帰る。自分、片春の来る日で掃除しなくてはならず、いきなり手拭かぶって下りて、見送りもしてやらなかった。