Classici giapponesi con furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 62.807 caratteri · 126 schermate
一月六日
誰か送ってやったろうかと気にかかった。
書生、親と先生がついて来る。親心察しられる。
片春、おもち、だいだい、玉子もって来てくれる。
繁、はっちゃんをつれて来る。大きくなっているのにおどろく、太い声を出す。千代紙がすきというので、小さい人形と千代紙をわけてやる。気のつよい眼のわるい子の特色もある。むずかしいところ也。
下にT、H、一寸ドアあけたら咲が口をとんがらかして悄気てこたつに当っていた。何のことか。おしる粉こしらえた。
T、A子さんと離婚した由。咲それで悄気ていたわけ。新しい細君の話してはり切っている。
夜九時すぎ、サラサラ、サラサラいう音で無双あけてのぞいたら、白くつもっている。初雪。一寸ほど。
〔欄外に〕
片春に伊東みやげのきれいなブロッターをあげる。
何かかいてほしいというの、ことわる。話しているうちに申年だという。そうだ。宮三十七になったのだもの、そこで心が動いて
さるの子も
親にだかれて
松の枝
とかいてわたす。可愛い、大変可愛い。
一月六日(木曜)曇
きょうは起きようとしても体がクタクタで起きられず、午後六時までリンゴ半分たべたきりでボーッとして床に入っていた。