Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
にっき
日記
宮本 百合子
Leggi 日記 (にっき) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 62.807 caratteri · 126 schermate
七月三十一日
八月二日
八月九日
寿引越し、トラックが十二時ごろ出てから一時の汽車に間に合うようにとかけ出してゆく。
カーペットをめくってガラン堂になった西洋間、手伝の男に床をふかせ、長椅子をおく。
行ってしまった。もう、行ってしまった、そう感じる。引越して行った華やかさより葬式でも出たあとのような寂しさ。もう帰って来ることはない。行ってしまった。空虚そのものが訴えている多くのことがあるように感じられる。
八月二日(水曜)
大掃除。手伝いの男に来させ、台所の煤をとり、国の寝室の畳を干す。
半間な仕事ぶりで、夕方畳入れてみたら、キチンと入らず凸凹してお話にならず。
女中室をやっているときKトランクを下げ開成山より帰って来る、働いている男に一言も口をきかない。男ソワソワし出す、自分も落付かなくなる、何という男かと腹が立った。何かわるいことでも仕ているような気もちにさせるとは、と思って。
八月九日(水曜)
開成山へゆく、国と二人。出立の前三十分か一時間のとき、瀧川さんが友達の山田さんとその子をつれて来てくれ、瀧川さん上野までわたしのトランクもって送ってくれる。一時四十分発
八月二十一日(月曜)