Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かいていたいりく

海底大陸

海野 十三

Leggi 海底大陸 (かいていたいりく) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 89.400 caratteri · 179 schermate

Aozora Bunko

三人の客人

三人の客人

「おお、あの少年はボーイの三千夫じゃないか。おーい。三千夫、三千夫」

クーパーは、われをわすれてその場に立ちあがり、こっちへおりてくる少年の方に手をふった。

おどろいたのは三千夫だ。

みょうちきりんなタコのばけものみたいな動物が、うじゃうじゃかたまっているその中から、いきなり英語でもって自分の名が呼ばれたものだから、きもをつぶすのもどうりであった。だが、その声のする方を見れば、これぞ見おぼえのある人物――自分をよくかわいがってくれたクイーン・メリー号の事務長クーパーだったから、こんどはうれしさに胸がぐーっとつまった。

「ああ、クーパー事務長! ぼく、三千夫です。よく生きていましたね」

三千夫は階段をころがるようにおりて、クーパーの胸にぱっととびついた。

「おお、やっぱり三千夫か。よく来てくれた。おまえにあえて、ぼく――ぼくはどんなにかうれしいぞ。お前は急に船上からすがたを消したが、一体どうしていたんだ」

「ぼくですか。ぼくは気がついてみると、海上を漂流していたんです。そしてフランス汽船ルゾン号にたすけられたんです。そうです、クーパー事務長。そのルゾン号はいまもクイーン・メリー号を捜索のために、ちょうどこの真上の洋上をただよっているのですよ」