Classici giapponesi con furigana
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かいていたいりく
海底大陸
海野 十三
Leggi 海底大陸 (かいていたいりく) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 89.400 caratteri · 179 schermate
危険信号
危険信号
電話機のところまでたどりつくのに、また、なかなか骨がおれた。はって歩くには、何かにつきあたるごとに、これはどこにおいてあったいすかしらなどと考えなければ、じぶんがいま部屋のどこにいるんだか、けんとうがつかなかった。そのうちにこんがらがってしまって、じぶんが部屋のどこにいるかわからなくなってくる。
「おい、マルラ。電話機をさがしてくれよ」
クーパーも、とうとう悲鳴をあげた。
「はい、事務長。だがよわりましたな。わたしはさっきから、急に目が見えなくなってしまったんです。さっき電話のかかってきたときは、ベルが鳴っていたものですから、電話機のあり所も知れたんですが、今はベルが鳴ってくれませんので、ハテ、どこにあることやら――」
「しようがないなァ。物が見えなくては」
と、クーパーは舌うちした。
「事務長。もうわたしには秘書の役はつとまりません。眼が見えなくなってしまったんですからネ。海の中へはいって死んでしまった方がましです」
マルラはじぶんが怒られたのかと思って、ひどく悲観してしまった。
「おいおい、あまり早まっちゃいけないぞ。眼が見えなくなったというが、ほんとうに眼が見えなくなったのかなァ。