Classici giapponesi con furigana
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はいいろのきょじん
灰色の巨人/魔法博士
江戸川 乱歩
Leggi 灰色の巨人/魔法博士 (はいいろのきょじん) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 156.085 caratteri · 312 schermate
少女のゆくえ
あとには、あの宝冠をかぶった少女がのこっているばかりです。
少女のゆくえ
「にじの宝冠」をかぶった少女が、神社の森のなかへ逃げこんだときには、神社の表門にも、うら門にも、少年探偵団員たちが見はっていたのですから、神社の外へは、ぜったいに逃げられなかったはずです。少女は神社の森の中の、どこかに、かくれているにちがいないのです。
そこで、少年たちは、さいごに、その少女の捜索をすることになりましたが、そのときは、もう日がくれて、あたりは、まっ暗になっていました。ことに神社の中は、大きな木がしげっていて、ところどころに、街灯が立っているばかりですから、この捜索は、じつにこんなんです。
小林団長は、神社の表門と、うら門にいる五人ずつの団員には、そのまま見はりをさせておいて、あとの九人の団員を、うら門の外へ集めました。
「これからサーカスの女の子を、さがすんだよ。みんな探偵七つ道具の中の、懐中電灯を出して。」
と命じました。探偵七つ道具というのは、少年探偵団員が、いつも身につけている小さい道具類で、万年筆型の望遠鏡、虫めがね、磁石、万能ナイフ、黒いきぬ糸のなわばしご(まるめると、ひとにぎりになってしまいます。