Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 289.044 caratteri · 575 schermate

Aozora Bunko

父は大変歓待したいと思ったのね。

国府津の海では、私又別のことを思い出すの。虹ヶ浜のこと話して、私が泳げないと云ったら、そして、きまりわるいと云ったら、「夜教えてやるよ」と仰云ったこと。今年行ったらどういうわけか珍しく、この体に海の水をサアサアとあびて見たいと感じました。それにつれて、一度ならず「夜教えてやるよ」、という声を顔の近くにきき、そういうとき浅瀬の波のなかで、自分が一生懸命つかまっている腕をも感じました。そんな感じをもちながら、入口の蔦の這ったポーチに腰かけて太郎のやる花火を見物したりしていました。

眼は、昨日又行きましたが、殆ど痙攣がしずまったそうです。半月以上棒にふった甲斐がありました。でも、半月は長かったこと! そして眼鏡も度が測定出来て左が 2.5 の近視に 0.5 の乱視。右が3の近視に 0.5 の乱視ということです。今のレンズは3ですが乱視はついていないの。きのう眼鏡やへよって3に 0.5 のついたツァイスのをたのんで来ました。一時、ツァイスが入らなくなると云って一対で35円もとったのよ。今は停止価格で片方7円か八円、マア十円どまりでしょう。