Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 289.044 caratteri · 575 schermate

Aozora Bunko

十月二十三日

そういうことはどんなに味気ないでしょう。私はこうやって自分のいやなものは見つけたけれど、あなたのいやなもの知らないから、何だかこの頁の二行から三行にかけての感想が声になってきこえるようです。本当にそうだったでしょう? 一体になってゆくなりかたというものは、実に実に端倪すべからざるいきさつであると感服もいたします。縦横からなのね。これは、おくりものとしたら、画面にあるかげのような関係のおくりものね。しかし、かげがあって明るみが描き出されているというおもしろさ、ね。

十月二十三日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より((1)島崎鶏二筆「竹」、(2)林重義筆「少女」、(3)竹久夢二筆の雪山の絵、(4)同、角兵衛獅子の絵はがき)〕

(1)これは好きというより何と父の作風と息子の作風とは似ているでしょう、とその見本。

今夕方でおなかがすいていて、気がおちつかないところです。すると向いのうちからピアノが鳴って、ショパンのエチュードで「雨」という名の友情を表現した曲を一寸ひいている。実に無感情にひいています。ところが、その女のひとが洋装で出て来るときは大変すっきりしていて、身についていて、きれいなの。