Classici giapponesi con furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Leggi 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 289.044 caratteri · 575 schermate
この間の夕立のこと。それはわかっているわ、それは大丈夫です、けれども、あの折は私の気持やっぱりああいう工合になったの。いろんな続きからね。けれど、つづきなしでも、私としたらやっぱり全然きかれる筈でない種類の質問という感じはあるでしょうね、きっと、いつきかれても。生活全体の感覚の問題ですものね。こんな気持も面白いと思います。人間の生活感情にいろいろなかんどころがあるのね、そのことに関しては敏感であるという、かんどころがあるのね。
仕事のやりくりのことは、私もこのお手紙をひろげて眺めて、しみじみどういうことにしようかと考えて居る次第です。
林町は、いつも私がいるというのではないところである方が種々の点からようございます。喋ったりとはならないけれど。もっと別のことで。
長いものかくのには、やっぱり特別にやりくりの必要があることがわかりました。今年福島へゆこうとは思って居りません。あすこは、いろんなものの不自由はないけれども、私はせめて一週間に一度は来たいわ、或は十日に一度。それには福島は遠うございます、急行で五時間。しかもこの頃の上野のこみようは殺人的で、入場券を売り出さないのですから。