Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
いなかきょうし
田舎教師 他一編
田山 花袋
Leggi 田舎教師 他一編 (いなかきょうし) di 田山 花袋 (たやまかたい) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 156.097 caratteri · 312 schermate
しかし人々にとっては、これでも結構なご馳走であった。校長は洋服の上衣もチョッキもネクタイもすっかり取って汚れ目の見える肌襦袢一つになって、さも心地のよさそうな様子であぐらをかいていたが、
「みんな平らに、あぐらをかきたまえ。関君、どうです、服で窮屈にしていてはしかたがない」こう言って笑って、「私が一つビールを奢りましょう。たまには愉快に話すのもようござんすから」
やがてビールが命ぜられる。
「姐さん、氷をブッカキにして持って来てくださいな」
娘はかしこまって下りて行く。校長が関さんのコップにつごうとすると、かれは手でコップの蓋をした。
「一杯飲みたまえ、一杯ぐらい飲んだってどうもなりやしないから」
「いいえ。もうほんとうにたくさんです。酒を飲むと、あとが苦しくって……」
とコップをわきにやる。
「関君はほんとうにだめですよ」
と、言って、大島さんはなみなみとついだ自分の麦酒を一呼吸に飲む。
「弱卒は困りますな」
こう言って校長は自分のになみなみと注いだ。泡が山をなして溢れかけるので、あわてて口をつけて吸った。娘がそこにブッカキを丼に入れて持って来た。みんなが一つずつ手でつまんで麦酒の中に入れる。