Classici giapponesi con furigana
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ぶくぶくながながひのめこぞう
鈴木三重吉童話集
鈴木 三重吉
Leggi 鈴木三重吉童話集 (ぶくぶくながながひのめこぞう) di 鈴木 三重吉 (すずきみえきち) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 58.287 caratteri · 119 schermate
デイモンは代って牢屋へ閉じこめられました。ディオニシアスは、獄卒に言いつけて、たえずデイモンの容子を見張りをさせておきました。しかしデイモンは、いつまでたってもちょっとも不安そうな容子を見せませんでした。
「私はピシアスを信じている。ピシアスは立派な人だ。決してうそはつかない。もし、万一、あの人のかえりがおくれたとしたら、それは、彼のわるいせいではなく、やむをえない不意の出来ごとが妨げをしたのである。そのときには私はよろこんであの人の代りに殺されて見せる。」
デイモンはこう言って落ちつき払っておりました。
ところがディオニシアスが考えていたように、とうとう定めの日が来ても、ピシアスはそれなりかえって来ませんでした。デイモンはそれでもまだ平気でいました。
「これは来る途中で海が荒れでもしたのに相違ない。何、私が殺されればそれでいいではないか。」とデイモンは獄卒に言いました。
ディオニシアスは、それ見ろと笑いました。そして、いよいよ今日の何時までにかえらなければお前を殺すからそう思えと言いわたしました。
間もなくその時間が迫って来ました。デイモンは容赦なく死刑場に引き出されました。