Classici giapponesi con furigana
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やみよのうめ
闇夜の梅
三遊亭 円朝
Leggi 闇夜の梅 (やみよのうめ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 22.133 caratteri · 44 schermate
のは辛えもんだね、何うかまア成るたけ煩らわねえように気い付けて、好いかね」
粂「有難う」
娘のお梅に逢いたいは山々だが、お内儀さんのお言葉添えもあるから、その儘暇を取って、これから谷中の長安寺へ参り、いまに好い便りがあるだろうと待って居りました。此方はお梅、あれきり何の便りもないが、もしや粂之助の了簡が変りはしないかと、娘心にいろ/\と思い計り、耐え兼ねたものか、ある夜二歩金で五十両ほどを窃み出して懐中いたし、お高祖頭巾を被り、庭下駄を履いたなりで家を抜け出し、上野の三橋の側まで来ると、夜明しの茶飯屋が出ていたから、お梅はそれへ来て、
梅「御免なさいまし」
爺「ヘエおいでなさいまし、此方へお掛けなさいまして」
梅「はい、あの谷中の方へは何う参ったら宜しゅうございましょう」
爺「えゝ谷中は何方までお出でなさるんですい」
梅「あの長安寺と申す寺でございますがね」
爺「えゝ*仰願寺をくれろと仰しゃるんですか、えへゝ仰願寺なら蝋燭屋へお出なさらないじゃアございませぬよ」
*「小さき一種のろうそく江戸山谷の仰願寺にて用いはじめしより云う」
梅「いえあのお寺でございますがね」