Classici giapponesi con furigana
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あめのたまがわしんじゅう
雨の玉川心中
山崎 富栄
Leggi 雨の玉川心中 (あめのたまがわしんじゅう) di 山崎 富栄 (やまざきとみえ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 63.997 caratteri · 129 schermate
四迷の書き抜きを、なんの気なしに書いたけれども、その通りの御様子らしい。涙が出そうで困った。臥せっきりらしいと、お食事も余り通らないらしいと。
“もう十日も経てば起きられるよ”と仰言ったとか。十二日のことを言われるのですね。すみません。荷物も大部分整理いたしました。野原さんが、“先生、死ぬなんて仰言ったことありますか”なんて、さりげなく。
いろいろと御交際ねがった方々に、大変お世話になり、御迷惑をおかけしっぱなしで、私一人だけ幸せを奪っていってしまうようで、すみません。
はじめは、太宰さんも私も、死ぬという各自の決心が一致しただけでしたけど、この頃は、太宰さんが仰言るように、お互いがお互いの内臓の一部分でもあるかのような一致です。それとなく野原さんに、私の最後を飾ってくれるかもしれない私の写真をおみせしました。奥様のお赦しさえあれば、御一緒に写真だけでも入れて欲しいのです。
私がいつか、“お友達に骨の一部分でもいいから御一緒に埋めて欲しいッて言ったら、大丈夫、私がお約束しておそばへ埋めてきてあげるわッて言ってくれましたわ”と申し上げたら、“大丈夫ですよ、みんながやってくれますよ。