Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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あめのたまがわしんじゅう

雨の玉川心中

山崎 富栄

Leggi 雨の玉川心中 (あめのたまがわしんじゅう) di 山崎 富栄 (やまざきとみえ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 63.997 caratteri · 129 schermate

Aozora Bunko

五月十四日

流石の太宰さんも温和しく高鼾。急迫したような息苦しさと紙一重の、笑いたいような気持ち。何か、心のときめきを覚える夕べであった。

――何事もなく、唯、何事もなきまま、朝を迎えた。

千草の延長が桜井邸に移る。

三十四、五の女画家。殺風景でデカダンス。お話が間が抜けていて、ちょっと草臥れる人である。太宰先生が御一緒なので、彼女はとても上機嫌。

アトリエで、三合位の清酒を、また野原さんから飲まされ、まったくグロッキー。でも気持ちだけは確か。

先生が狸寝入りを始める。

“女のピエロって、可愛いいよ、抱いて寝てみてェなあ――”

“マダム・キュウリーに恋人があったって”

白菊に、温和な、善良そうな娘さんが一人いる。厚化粧ではあるけれども。

“蛇の如く慧く、鳩の如く素直なれ”

五月十四日

恋をする女の耳というものは――

千草にいる人!

眼れない

落ち着かない

声が聞こえる

歌がきこえる

――せつない日――

I love you for sentimental reason.

I hope you to believe me

I give you my heart.

I think of you every morning