Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
あめのたまがわしんじゅう
雨の玉川心中
山崎 富栄
Leggi 雨の玉川心中 (あめのたまがわしんじゅう) di 山崎 富栄 (やまざきとみえ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 63.997 caratteri · 129 schermate
九月二日
九月三日
十月十七日
私の大好きな、よわい、やさしい、さびしい神様。
随分血色もいいし、御元気でしたよ。もう一週間もすれば伺うんじゃないんですか、とのお答。とてもうれしかった。私は確かに胸のあたりが少し悪くなってきている。決行するまでは元気でいたい。
「さえら」「ダンボウ」に寄る。
「奥名さんの御主人亡くなられたんですって?」
太宰さんが御話しなさった由。苦笑する。死にたいって言ってましたよ、とも。青酸カリは三分位で死んでしまうらしい。
九月二日
お約束をした時間が間近くなって来るということは、本当に楽しみなものね。お目にかかれるような気がして。階下の時計が十時を打つ。太宰さん、お休みなさい。間をおいて、お隣りの時計が十時を打った。
太宰さん、おやすみなさい。幾度でも十時が来るなんて、うれしいなあ。
九月三日
朝寝のまま、喜びを迎える。
十月十七日
月初めにキリスト(太宰さん)の復活があったから――。
修ちゃんは、もう長いこと、よく眠っていらっしゃる。何だかうれしい。編集者や訪問者などから解放されて、疲れたお体を少しでも永く休ませて差し上げたいの。ねむって、よくねむって、よい作品を書いて下さい。
私の大好きな、よわい、やさしい、さびしい神様。