Classici giapponesi con furigana
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ゆきぐにのはる
雪国の春
柳田 国男
Leggi 雪国の春 (ゆきぐにのはる) di 柳田 国男 (やなぎたくにお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 136.000 caratteri · 266 schermate
礼儀作法
の一分派で、実は密宗の秘密念仏の教理から、説明せらるべきものであったことだ。この点にかけては久しい昔から、今にいたるまで坊主たちはまことに無能であった。それよりも樺皮を持つほどの旧家は、はるかに有力に人の魂をすくっていた。少し学びに行ってはどうかと思う。
佐々木鏡石君が近ごろ研究を発表した奥州の座敷童子も、やはり主として右の樺皮の家にいる。彼らは今日なお小さな足跡を残し、後ろ姿を見せ、または肌の透くような薄絹の袖を顔に当てて、燈火の彼方に坐していることもある。しかも何が因縁でかくまでわれわれと親しい神に現われるかは謎である。鳥居竜蔵氏などはよく好んで有史以前という語を使う。自分はそれよりも世人がいま少しく、有史以外を省みんことを願う者である。
礼儀作法
雪のころに来て下さらなくっちゃア何もならぬ。これ覇気ある東北人士のおりおり用いたもう一拶である。はいはい、これには一言もないようなものだが、実はこの沢この野山に、雪の積もって寒ういくらいは、想像の及ばぬほどの別乾坤でもない。それよりも夏中やってきたばかりに、かつて想像を試みたこともなかったものを、どうです私は見て帰るのであります。