Classici giapponesi con furigana
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ゆきぐにのはる
雪国の春
柳田 国男
Leggi 雪国の春 (ゆきぐにのはる) di 柳田 国男 (やなぎたくにお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 136.000 caratteri · 266 schermate
山水は永古に無心であろうとも、ただその正しい鑑賞と理解のみがわれわれ旅人をして修養せしめるからである。
男鹿は久しい昔から、もう住民のみの男鹿ではなかった。その上に近ごろはたしか県の有力者が先に立って、顕勝会とでもいうようなものを設けている。会を作ったからには何か仕事がなくてはなるまいと思うが、まだその事業が気を付けてみると、案外にたくさん未発見のままで残っている。
自分のさしで口を今一度くり返すならば、土地の生業に障害をおよぼさぬ程度に、今少し樹を茂らせ花を咲かせ、鳥獣を遊ばしめなければならぬ。ことに遠い対岸の大陸から、年々季節を定めて遊びにくる渡り鳥の大群を、せめて観光団程度には優遇しなければならぬ。うち捨ててさえおけばそれが自然の保存になるようだが、現在の人類繁栄は実に暗々裡に彼らの安寧を侵蝕しているのである。だから心を付けて、少なくとも燃料のために樹林が衰えぬだけに、一方には復原区域を設定しておかなければならぬ。
交通機関の改善も結構だが、別にただあるいて遊ぶ人々の便宜も考えてやる必要がある。しかるにこれだけ多い小径とその連絡とを、示すだけの地図すらもない。