Classici giapponesi con furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Leggi 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 148.224 caratteri · 297 schermate
恐ろしい魔法
恐ろしい魔法
「あたし、人形になるの、いやだわ。」
ルミちゃんは、ふるえ声で答えました。
「いやかね? だが、もうじき人形になりたくなるかもしれないよ。あちらへいって、このおねえさま人形と遊んでくるがいい。さあ、紅子、ルミちゃんをおまえの部屋へつれていってあげなさい。」
おねえさま人形は、紅子という名でした。
そこで紅子さんは、おじいさんにいわれたとおり、ルミちゃんの手をひいて、じぶんの部屋へつれていきました。
そこは、鏡台や、美しいたんすや、ガラス箱にはいったお人形などの飾ってある、きれいな部屋でした。ここも、窓に黒いカーテンがかけてあって、机の上のしょく台に、ろうそくの火がちろちろとゆれていました。
紅子さんは、ルミちゃんをすわらせ、じぶんも、そのそばにすわり、やさしい顔で、じっとルミちゃんを見つめるのでした。
「おねえさまはほんとうに人形なの? そうじゃないでしょう。生きているんでしょう?」
ルミちゃんは、さっきからふしぎでたまらなかったので、まずそのことをたずねてみました。
「ええ、生きているの。でも、半分しか生きていないのよ。そして、もうじき、あとの半分も死んでしまって、ほんとうのお人形になるの。