Classici giapponesi con furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Leggi 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 148.224 caratteri · 297 schermate
」
西洋悪魔は、にくにくしくいいはなちました。
「きみの目的は、世間をあっといわせたかったのだ。世間の中でも、このぼくを、あっといわせたかったのだ。なぜかというと、きみはぼくに、たびたび、ひどいめにあっている。そのうらみが、はらしたかったのさ。それほどぼくをうらんでいる男、また、世間をあっといわせてよろこぶ男は、ほかにはない。え、きみ、きみのほんとうの名をいってやろうか。」
明智は、そこでことばをきって、にこにこと笑いました。すると、西洋悪魔は、まるで神さまの前に出たほんとうの悪魔のように、両手で顔をかくして、逃げだそうとしました。
「待てっ、きみのほんとうの名は、怪人二十面相だっ!」
ピシッと、むちでうつような名探偵の声でした。西洋悪魔は、顔をおさえたまま、ギョッとしたようにたちすくみました。しかし、すぐに気をとりなおして、顔から手をはなすと、血ばしった目をカッとひらいて、明智探偵をにらみつけるのでした。
「きさま、またしてもおれを、ひどいめにあわせやがったなっ。よし、もうこうなれば、さいごの切り札だっ。いまに見ろっ。」
と叫ぶやいなや、パッと走りだしました。