Classici giapponesi con furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Leggi 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 148.224 caratteri · 297 schermate
その丸太の両側には、三十センチぐらいのかんかくで、三センチほどの木ぎれが、うちこんであります。骸骨男は、その木ぎれに足をかけて、するすると丸太の上にのぼっていき、大テントの天井のぶらんこ台に、たどりつきました。そして、台の上から、下をのぞいて、あの長い歯で、にやにやと笑っているではありませんか。
道化師たちは身が重くて、とても丸太をのぼることはできません。空中サーカスの男たちを、呼ぶほかはないのです。
「おうい、三太、六郎、吉十郎、みんなきてくれえ。骸骨がぶらんこ台にのぼったぞう。あいつをひっとらえてくれえ。」
水玉もようの道化師が、ありったけの声で、空中サーカスの名人たちを、呼びたてました。
すると、楽屋口から、肉じゅばんに、金糸のぬいとりのあるさるまたをはいた屈強な男たちが、つぎつぎと、とび出してきました。
「あそこだ、ほら、あのぶらんこ台の上だ。」
道化師が、指さすところ、地上五十メートルの大テントの天井、ぶらんこ台の小さな板の上に、まっ赤なシャツをきた、へんなやつがうずくまっているのが、小さく見えました。
「やあい、おりてこうい! でないと、おれたちがのぼっていって、つき落としてしまうぞう、そこから落ちたら、いのちがないぞう!」