Classici giapponesi con furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Leggi 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 148.224 caratteri · 297 schermate
て、とけないようにしました。
そして、玄関のドアのところへいくと、ポケットから、まがったはり金をとりだし、かぎ穴にさしこんで、しばらく、こちゃこちゃやっていましたが、やがて、カチンと音がして、錠がはずれ、ドアがひらきました。このはり金は、どろぼうが、錠やぶりにつかう道具なのです。
骸骨男はそとに出ると、ドアをしめ、また、あのはり金をつかって、そとからかぎをかけ、そのまま、どこかへたちさってしまいました。
笠原さんがサーカスから帰ってきたのは、それから三十分もたったころでした。
玄関のベルをおしましたが、だれもドアをあけてくれません。なんども、なんども、ベルをおしました。それでもなんのこたえもないのです。
笠原さんは、心配になってきました。るすのまに骸骨男がやってきて、家じゅうのものをしばって、動けなくしたのではないだろうか。そして、正一とミヨ子を、どうかしてしまったのではあるまいか。そのとき、ふと、じぶんのポケットにあいかぎがはいっていることを思いだしました。いそいで、それを取りだし、ドアをひらいて、家の中にとびこみ、大声で、団員の名を呼びながら、奥のほうへはいっていきました。