Classici giapponesi con furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Leggi 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 148.224 caratteri · 297 schermate
「消えてしまった。あいつ、また忍術をつかったな。明智君、いったいこれは、どうしたことだろう。」
中村警部が、残念そうにいいました。
「ともかく、そとへ出てみよう。ぼくは、あいつの魔法の種が、わかったような気がする。」
明智はそういって、さきに立って、鉄のとびらのほうへ歩いていきました。
とびらのそとに、コンクリートの階段があって、それをのぼると、原っぱの草むらのなかに出ました。
穴の入口は、人間ひとり、やっとくぐりぬけられるほどの、せまいもので、それが草におおわれているのですから、地下道の入口とは気がつきません。この入口をつかわないときは、ふたがしてあるとみえて、それらしいひらべったい石が、そばにおいてありました。
その原っぱには、七人の警官が立っていました。さっきトンネルの中へはいってきた五人と、見はりばんをしていたふたりです。
もう夕がたで、あたりはうす暗くなっていました。
「きみたちのうち、ここに残って見はりをしていたのは、だれだね。」
明智がたずねますと、ふたりの警官が前に出てきました。
「きみたちは、ずっと、この入口を見はっていたのだね。」
「はい、そうです。