Classici giapponesi con furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Leggi 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 148.224 caratteri · 297 schermate
「ああ、そうだったのか。ピストルではなくて、刀だったのか。気ちがいじいさんは、刀でぼくをつき殺そうとしているのだな!」
そのとき、小林君のまぶたの中に、ふしぎなものが浮かんできました。ずっとまえに見た、奇術の舞台です。ちょうど、このよろいびつのような四角な箱の中へ、ひとりの少女が閉じこめられるのです。
そこへ、西洋の魔法つかいのようなかっこうをした奇術師が、ピカピカ光る長い剣を、七―八本もかかえてあらわれます。そして奇術師は、この剣を一本一本、四方から箱の中へつきとおすのです。
見物人には、箱の中の少女が、たくさんの剣でつき殺されたように見えます。箱の中からは、少女のかなしい叫び声が、見物人のたましいを、ゆすぶるように聞こえてくるのです。
「あれだ。いまにぼくは、あれとそっくりのめに、あわされるのだ!」
ギリギリという刃ものの音は、だんだん箱の板にくいこんできます。やがて、するどいきっさきが、あらわれるでしょう。しかし、小林君のからだは、箱の中いっぱいになっているので、身をかわすすきまはありません。きっさきは、まともに胸をつきとおすにちがいないのです。