Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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まほうにんぎょう

魔法人形/サーカスの怪人

江戸川 乱歩

Leggi 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 148.224 caratteri · 297 schermate

Aozora Bunko

「それじゃ、木の宮の店員を呼びだすことにしよう。そのあいだに、ルミちゃんの事件を、このじいさんに話してやりたまえ。」

署長が部長刑事に命じました。そして、ひとりの刑事が運送店へ出かけていくのでした。部長刑事は、公園でルミちゃんがさらわれたことから、電話で一千万円の身のしろ金をゆすってきたこと、運送屋がルミちゃん人形をとどけたこと、小林少年が、運送屋から赤堀老人の西洋館をききだして、女の子に変装して、そこへしのびこんだことなどを、すっかり話してきかせました。

「うーん、そういうわけだったのですか。それで、女の子がよろいびつにかくれていたわけがわかりましたよ。そうとは知らぬものですから、あんなひどいめにあわせてごめんなさいよ、小林君。」

老人はにわかに、ていねいなことばになって、そこに立っている小林少年に、すまないという顔をして見せるのでした。

「いや。そればかりじゃない。手足をしばられて、焼け死ぬばかりになっていたわしを、きみが、火事場から救いだしてくれたのですね。どうもすまんことをしました。かんべんしてください。まったくどろぼうだと思いこんでいたので、ああして、よろいびつに閉じこめて、あとで警察へひきわたすつもりだったのです。