Classici giapponesi con furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Leggi 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 148.224 caratteri · 297 schermate
あやしい男
「ほんとうに人形むすめだなあ! ぼく、たまげたよ。」
進一君は、あきれたようにつぶやきましたが、そのくせ、じぶんもじっとしていられなくなって、サナエちゃんのあとから、のこのことついていくのでした。
あやしい男
いってみますと、玄関のホールの板の間に、やせた背の高い男が、目もさめるような、美しい女の人形をだいて立っていました。おかあさんが、すみのほうから、あきれたように見つめています。
男は黒い服を着ていました。まん中からわけた髪の毛が、気味のわるいほどまっ黒です。高いワシ鼻の下に、ぴんとはねた黒いひげがはえていて、ものをいうたびに、それがぴくぴく動くのです。
みょうにキラキラ光る目、さかだったまゆげ。ひたいには、何本も横じわがきざまれています。若いのか、年よりなのか、見れば見るほどわからなくなるような、気味のわるい男です。
サナエちゃんが出てきたのを見ると、男は、にやにや笑いながら話しかけました。
「ああ、そこへおいでになったのは、おじょうさまですね。おじさんは、ちゃんと知っていますよ。あなたは人形がだいすきでしょう。人形をどっさりお持ちですってね。