Classici giapponesi con furigana
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まぐろにいわし
鮪に鰯
山之口 貘
Leggi 鮪に鰯 (まぐろにいわし) di 山之口 貘 (やまのくちばく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 26.107 caratteri · 54 schermate
夢を評す
立札
のだ
洗い終ってもう一度のぞいてみると
ひそんでいるのは正に
白いちぢれ毛なんだ
ぼくは知らぬふりをして
おもむろにまた
湯にひたり
首だけをのこして
めをつむった
夢を評す
またそのつぎからも
飛んでくる
そのつぎからも
飛んでくる
むかしの奥の方から
つぎつぎに飛び立って
つばさをひろげて
飛んでくる
美の絶項を頭上に高く極めながら
つばさをひろげて
飛んでくる
飛んでくるのであるが
飛んでくるまでが夢なのか
飛んできては爆弾
飛んで来てはまた爆弾
いつもそこでとぎれるのだ
立札
かれらはみんな
ひそんでいたのだ
蟻だの蠅だの毛虫だの
蜘蛛だの蛇だの蛙だのとそれぞれが任意の場所に身を構えて
いっせいに季節を呼び合っているのだ
義兄がそろそろまたはじまった
鉢巻をして手製の銛を提げて
うえの畑へと出かけるようになった
今年はまだ一匹も
銛ににやられた奴を見ないが
土龍のやろうはすでにうえの畑を荒しているというのだ
いよいよここらで世の中も
暑くなるばかりになったのか
かれらはみんな
ひそんでいたのだが
緑を慕ってさかんにいろんな姿を地上に現わして来たのだ
隣りの村ではもうその部落の入口に
夏むきなのを一本