Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

いやなかんじ

いやな感じ

高見 順

Leggi いやな感じ (いやなかんじ) di 高見 順 (たかみじゅん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 292.113 caratteri · 587 schermate

Aozora Bunko

テキヤの仲間を集めておいて、すぐさま八方に飛べるようにして貰いたいんだ」

「よし来た。合点だ。そいで……?」

「軍の蹶起とともに東京は大混乱に陥る。そのとき、東京の要所要所に火をつけて火災をおこすんだ。これを丸さんの同志にやって貰うんだ。ホンテラシ(マッチ)一本でやれる仕事だ。手のたりないことなど、気にする必要はない」

「なるほど、火つけ役か。ヤマアラシの火つけ役か」

「米騒動の時だって、たったひとりのおかみさんが、米屋をやっつけろと叫んだだけで、あのすごい焼き打ちがはじまったんだ。日ごろ、不満を胸にいっぱいためている民衆の、その胸に火をつければ、いっぺんに爆発する。たちまち暴動だ」

俺は自分の言葉に昂奮した。俺は丸万に、俺の一番やりたいと思っていることをここで告げた。

「多年の間、民衆を苦しめてきた奴をひとりひとり――外国の革命みたいに、銀座通りの街燈に、しばり首にしてぶらさげてやるんだ。どうだ、痛快じゃないか」

「すげえなあ」

二三年前に、アナーキストの仲間の一人が、銀座のショウ・ウィンドウのガラスを軒なみ、たたき割って歩いたことがある。社会への憤りをそうして爆発させたのだが、警察にひったてられて、眼玉が潰れかけるほど刑事に殴られた。