Classici giapponesi con furigana
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いやなかんじ
いやな感じ
高見 順
Leggi いやな感じ (いやなかんじ) di 高見 順 (たかみじゅん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 292.113 caratteri · 587 schermate
その二 公然の暗殺
この感想は愉快だった。昨夜のゲロも――せっかく食べたものを吐き出してしまって、もったいないことをしたと思っているのだろう。
「もったいなかったら、あすこへ行って、タマを集めたら。結構、商売になりやしないかね」
「アホなこと言わんといて」
屑鉄屋は俺を睨んで、
「おお寒……」
と首をちぢめて甲板から去って行った。
その二 公然の暗殺
山碼頭に船が着いたのは午後の四時すぎだった。丸万が若いもんをひとり連れて岸壁まで出迎えに来ていた。
タラップを降りた俺は、
「やあ、すまんな」
と丸万に言った。
とうとう来たな――そう言いたそうな会心の笑みを浮べながら、丸万はしかし無言だった。よく来てくれた――と今にも言いそうで、それを丸万は口に出して言わなかった。
黒い革手袋をはめた手を、丸万は自分であんまでもするみたいに揉んでいた。無言の丸万の、その手だけが、何か雄弁にしゃべっている。それは俺の眼に、笑顔とは反対のものを告げる。と見たとき、丸万が、
「おい」
初めて口を開くと、それは連れの若者に言っていた。俺のトランクを持てと命じたのだ。なにをぐずぐずしてるんだと怒ってる声だ。
のっそりと突っ立った若者が、