Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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こどもふどき

こども風土記・母の手毬歌

柳田 国男

Leggi こども風土記・母の手毬歌 (こどもふどき) di 柳田 国男 (やなぎたくにお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 142.761 caratteri · 278 schermate

Aozora Bunko

三、ケドキは飯時

一つの飯櫃や鍋の物を、みんなして共々に食べるのでなく、前からめいめいに分けあたえられて、一人一人が自由に食べるという点は、なるほど餅とよく似ている。餅をモチというのも多分はこれと同じく、「持つ」という語から出たものであろう。

三、ケドキは飯時

だから三度の食事というなかでも、昼飯だけはよほど形がちがっているので、それが三度ともほぼ同じことになったのは、朝から晩まで家にいられる職業、たとえば小売商の自分で店番する者、または仕立屋などのように家で仕事をする者が、多くなってから後のことである。村にもこのごろはそういう人ができてきたが、もとは市街地だけにしかないことであった。お昼を包んで家のそとへ持って出て、べつべつに食べるのも食事のうちに入れるとすると、昔は二食であったということがよっぽど疑わしい。たしかにそうだったとは、今はまだいうことができないのである。

そればかりではなく、現代は食事が三度になったということも、国の全体からいうと事実にはんする。お昼と朝晩とのようにまるでちがった食べかた、場所も仲間も分量も器物も、共に変っているものも皆食事だとすれば、村では三度ではなく四度か五度、まれには六度以上も食べている家があるのである。