Classici giapponesi con furigana
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さまようまちのさまよういえのさまようひとびと
さまよう町のさまよう家のさまよう人々
国枝 史郎
Leggi さまよう町のさまよう家のさまよう人々 (さまようまちのさまよういえのさまようひとびと) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 37.916 caratteri · 75 schermate
どんなに少くても百元よりやすいはなく、高きは五六千元に至るのも珍しくない。上海あたりの殺人は多く此等幇匪の手に行われている。
幇匪の仲間では子供や女の事を石頭條子とか貨色とか言っているが、この貨色なども亦よく彼等匪徒の手に誘拐せられ、そしてよそに売り飛ばされる。又他の誘拐者がこの匪徒に貨色の送附方を頼んで来るのもある。何れにしても十二十元から数百元位の収入はある。上海から、奉天、威海衛へ送り出す貨色は年々千名を下らぬそうである。
架相の中にも色々あるが、以上の外に軟把と言って、博奕専門の匪もある。九郎中、田一亭、童徳宝等の如きは上海に於ける有名なる軟把であった。博奕もまた青幇の収入中の重要なるものの一である。
青幇の金儲けの中で碼頭廻りというのがある。一寸仕事もなく暇ばかりで遊ぶのにも困るという時分に、揚子江流域の碼頭遊歴と出かける。気ばらし旁々無音払いを兼て金儲けと一挙三得のうまい旅行だ。手近の碼頭から次々にと上流の方へ足を伸ばして行く。各碼頭では、上海の親分が来たというもんで、宿屋代日用品の供給は勿論、愈々その碼頭を離れる時には、餞別として少なきは三五元、多きは百数十元を進物するから、一巡して上海へ帰る時には千余元の金が唸っている。