Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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かかこうしゅ

中国の怪談(二)

田中 貢太郎

Leggi 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) di 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 107.926 caratteri · 225 schermate

Aozora Bunko

蓮香は言った。

「馬鹿ですわ、ね、え、毎日人を愛するのは、人間でさえも堪えられないのに、ましてあの世の人がね、え」

桑が訊いた。

「狐はよく人を殺すのですが、なんのためにそうするのです」

李は言った。

「人の精気を採って自分の精気をおぎなうものがそうするのです、私達はその類じゃないのです、だから人を害しない狐もあれば、人の害をしない鬼というものもないのです、これは陰気が盛だからですよ」

桑はこの言葉を聞いて狐も鬼も皆あることを知ったが、二人とは慣れているので、それほど駭きはしなかった。ただ息が糸のようになってつまりそうになってきたので、覚えず叫ぼうとしたが声が出ずに身をもがいた。蓮香は李をみかえって訊いた。

「どうして手あてをしたものでしょう」

李は顔を赧くしてへりくだって言った。

「すみません」

蓮香は笑った。

「なに、まだ体は強いのですから、まだやいてもいいのですよ」

李は襟を直して言った。

「もし、何処かに名医がありますなら、私がきっと癒してもらいます、それができれば、私は地の下に帰ります、もうこの世で恥をさらしません」

蓮香は嚢を解いて薬を出して言った。