Classici giapponesi con furigana
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かかこうしゅ
中国の怪談(二)
田中 貢太郎
Leggi 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) di 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 107.926 caratteri · 225 schermate
廷章の足はいつの間にか晋陽の城市の方へ向いていた。晋陽の城門はとうに開いていた。城門を出入する人びとの頭の上を低く燕が飜っていた。廷章は城門を入って往った。其処は晋陽の大街で金色の招牌を掲げた商店が両側に並んでいた。廷章はその大街を暫く往って右に折れ曲った。其処に南三復の家があって数多の人が朝陽を浴びてその前に集まっていた。
廷章はその人群の中へ往った。其処には児を抱いた若い女が児と同時に死んでいるのを、晋陽の府廨から来た吏が検案しているところであった。廷章は狂気のようになって叫んだ。
「ええそれは、南三復の羅刹に殺されました、南三復が殺しました」
吏の一人はそれを遮った。
「なにを申す、めったなことを申してはならんぞ、この女と児は、その方の知己か」
「これは、わたくしの女でございます、南三復と関係してこの児を生みました、二人は南三復に殺されました」
吏はまた叱った。
「これ、そんなことをもうしてはならんというに、南は有名な世家だ、そんなことをする人柄じゃない」
「いや、南でございます、南三復はわたくしの家へ来て、わたくしの眼を窃んで、わたくしの女をだまして、児を生ませました、村の衆も知っております」