Classici giapponesi con furigana
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かかこうしゅ
中国の怪談(二)
田中 貢太郎
Leggi 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) di 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 107.926 caratteri · 225 schermate
王は兄の縄を解くとともに、女をそのままにしてすぐ小船を雇うて北へ帰った。そして、家へ帰ってみると、門口には喪の旗が出ていて弔客が溢れていた。
王ははじめて兄が死んであの世へ連れて往かれていたということを知った。彼は女の言ったように門を閉じて、家の中へ入ってみると、いっしょに帰っていた兄の姿が見えなかった。
そのうちに死人の枕頭に詰めて死人の番をしていた家内の者は、呼吸をふきかえした死人を見て驚いた。
「ひもじい、ひもじい、何か食う物を持ってこい」
鼎は死んでから二日目に蘇生したのであった。其処へ王が入ってきた。王はあの世から兄の魂を連れて戻ってきた話をした。
七日目になると王の家では門を開けて喪の旗を除いた。人々は鼎が蘇生したことを知って、驚き喜んで集まってきた。
王は家にいたが秋月に逢いたくなったので、また船を雇うて南へくだり、かの鎮江の旅館へ往った。そして自分の借りた室へ入って、日が暮れると灯を明るくして女のくるのを待っていた。
暫く待っても女はこなかった。王は諦めてもう寝ようと思ったが、体を動かすのも億劫であるから、そのままぐったりとして腰をかけていた。