Classici giapponesi con furigana
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かかこうしゅ
中国の怪談(二)
田中 貢太郎
Leggi 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) di 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 107.926 caratteri · 225 schermate
二人は約束して五日目五日目に酒を飲むことにしたが、その時には必ず香奴を招いた。
ある夜酒がはずんで気が熟した時、孔生は目を香奴につけた。公子はもうその意味をさっして言った。
「この女は、父が世話をしている女です、あなたは旅にいて奥さんがないから、私はあなたに代ってそれを考えているのです。きっと佳い奥さんをお世話いたします」
孔生はそこで言った。
「もし、ほんとうに世話をしてくれるなら、香奴のような女を頼みます」
すると公子が笑って言った。
「あなたは諺にいう、見るところすくなくして怪しむところ多き者ですね、それを佳い女というなら、あなたの願いはたやすいことですよ」
いつの間にか半年すぎた。ある日孔生は、公子を伴れて郊外へ散歩に往こうと思って、門口まで往ったところが、門の扉にかんぬきがさして閉めてあった。孔生は不審に思って、
「なぜこうしておくのです」
と問うと、公子が答えた。
「父が、友達がくると、私の心がおちつかなくなるから、それで人のこないように、こうしてあるのです」
孔生の不審はそれではれた。その時は夏のさかりでむしあつかった。孔生は斎園の亭に移った。