Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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しゅっけとそのでし

出家とその弟子

倉田 百三

Leggi 出家とその弟子 (しゅっけとそのでし) di 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 121.812 caratteri · 248 schermate

Aozora Bunko

おからだにさわってはなりません。

親鸞 ありがとう。

僧一 ではまた後ほど。

僧二 お大切になされませ。

僧一、僧二退場。親鸞目をつむり、考えに沈む。

小僧 (登場)暗くなりました。火をつけましょう。(行灯に火をつける)

親鸞 唯円はどうした。

小僧 お午下がりに用たしに行って来ると言って出られました。もうお帰りになりましょう。晩のお勤めまでには帰ると申されましたから。

親鸞 そうか。

小僧 今夜はお気分はいかがでございますか。

親鸞 おかげでいい気持ちだ。きょうはお庭を掃除してくれて御苦労だったね。

小僧 しばらく手入れを怠るとすぐに雑草がはびこりますからね。

親鸞 くたびれたろう。今夜は早くお寝み。

小僧 はい。では御用があったら呼んでくださいませ。(退場)

本堂から晩のお勤めの鐘が聞こえる。

親鸞 (寝床の上にて居ずまいを正し)南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏。(目をつむる)

唯円 (登場)ただ今帰りました。(手をつく)

親鸞 あゝ、お帰りか。

唯円 おそくなりました。

親鸞 どこへ行きました。

唯円 木屋町のほうまで行きました。

親鸞 そうか。

唯円 暇どってすみませんでした。お夕飯は?