Classici giapponesi con furigana
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しゅっけとそのでし
出家とその弟子
倉田 百三
Leggi 出家とその弟子 (しゅっけとそのでし) di 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 121.812 caratteri · 248 schermate
第二場
私はなんだか、何もかも許されない人間のような気がする。お慈悲深いほとけ様、(手を合わせる)どうぞ私をゆるしてくださいませ。
――黒幕――
第二場
親鸞聖人居間
舞台 第三幕、第二場に同じ
人物 親鸞 唯円 僧三人
時 同じ日の夜
僧三人、親鸞と語りいる。
親鸞 私もうすうす気はついていたのだ。けれど黙って見ていたのだよ。このようなことはあまりはたでかれこれ騒ぐのはよくないからな。
僧一 私たちもそう思ってきょうまで見のがして来ました。そして若いお弟子衆の騒ぐのをおさえていました。そのうちには、唯円殿も自分の所業を反省するのであろうと考えましたので、けれど唯円殿の身持ちはだんだん悪くなるばかりのようでございます。
僧二 日に日にわがままがつのります。なんとか言っては外出いたします。そしておそくまで帰りませんのでお勤めなども怠りがちでございます。
僧三 いつもため息をついたり、泣きはらしたような目をして控えの間などに出たり、庫裏で考え込んだりしているものですから、ほかの弟子衆の目にもあまるらしいかして、ずいぶんやかましく申しています。
僧一 唯円殿が木屋町あたりのお茶屋の裏手をうろうろしていたのを見たものがありまして、私のところに告げて来ました。