Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しゅっけとそのでし
出家とその弟子
倉田 百三
Leggi 出家とその弟子 (しゅっけとそのでし) di 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 121.812 caratteri · 248 schermate
玉のような肩に黒髪がふるえている。甘いさざめきに酔っているのだろう。
顔蔽いせる者 よく見よ。
人間 (熟視す)あゝ泣いているのだ。男は女をはなしてため息をついている。さびしそうな顔。
顔蔽いせる者 幸福の破れるのを知りかけているのだ。
人間 あなたを呼んでいるのではありませんか。
顔蔽いせる者 わしに気がつきかけているのじゃ。しかし、わしを呼ぶのを自らさけているのじゃ、自分をいつわっているのじゃ。
人間 男はふたたび女を抱こうとしました。けれど女はこのたびは突きのけました。そして男を呪うています。男は女を捕えました。無理に引っぱって崖のそばに行きました。……あゝあぶない。……(叫ぶ)あッ。
顔蔽いせる者 わしをまっすぐに見ないものの陥るあやまちじゃ。(音楽やみ、幻影消ゆ)
人間 私はあなたをみとめています。あなたをまっすぐに見ています。あなたの本体を知りたいと願っています。
顔蔽いせる者 小猿の知識でな。ものの周囲をまわるけれど決してものの中核にはいらない知識でな。
人間 私はあなたの力を認めます。あなたの破壊力を。あなたは何のために、ものをこわすのですか。
顔蔽いせる者 それはこわれないたしかなものを鍛え出すためじゃ。