Classici giapponesi con furigana
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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
Leggi 十二支考(上)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 290.735 caratteri · 566 schermate
刻んで兎とし朋を分けて射た、因ってこの日を陶里樺(兎射)と称えたと出づ。これは兎害を厭勝のため兎を射る真似をしたのだろ。天主僧ガーピョンの一六八八至一六九八年間康煕帝の勅を奉じ西韃靼を巡回した紀行(アストレイ『新編紀行航記全集』巻四、頁六七六)に帝が露人と講和のため遣わした一行がカルカ辺で兎狩した事を記して歩卒三、四百人弓矢を帯びて三重に兎どもを取り巻き正使副使と若干の大官のみ囲中に馬を馳せて兎を射、三時間足らずに百五十七疋取った。兎雨と降る矢の下に逃げ道を覓め歩卒の足下を潜り出んとすれば歩卒これを踏み殺しまた蹴り戻す、あるいは矢を受けながら走りあるいは一足折られ三足で逃れ廻る、囲中また徒士立ちて大なる棒また犬また銃を用いて兎の逃げ出るを防いだとあって、兎狩も大分面白い物らしいが、熊楠はこんな人騒がせな殺生よりはやはり些少ながら四、五升飲む方がずっと安楽だ。文政元年より毎年二月と九月に長崎奉行兎狩に託して人数押えを行うた由(『甲子夜話』六四)、いずれそれが済んだ後で一盃飲んだのでしょう。『類函』四三一に〈『張潘漢記』曰く梁冀兎苑を河南に起す、檄を移し在所に生兎を調発す、その毛を刻んで以て識と為す、人犯す者あれば罪死に至る〉、何のためにかくまで兎を愛養したのか判らぬ。